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KARASAWA③

夜中、フライシートにあたる雨の音が3回。
でもって、暑くて目が覚めること2回!

暑いとは何事や?
9月下旬の涸沢、寒いのめちゃ警戒してポチったダウン量600gのシュラフ。
まさか、暑くてガバッと脱出することになるとは・・・まぁ雨なんで気温もそんなに下がらなかったんでしょうけど。。。

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山のテン場の朝は日の出とともに
4時ころにはまわりの活動の音ですっかり目が覚めていました

ゴソゴソと起きだして外の様子をうかがうと・・・
すっかり身支度を整え、山に向かう人。
朝ごはんを食べてる人。
カメラを抱えている人。  などなど・・・

あたし達はと言うと、まずは朝ごはん。

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コーヒーとパスタにスープ。袋の中の空気が膨張して袋がパンパンになっています
あたしの顔もむくんでいます。気圧のせいでしょうか?

この時、落石の音を聞きました。
ガランガランと乾いた音が涸沢に響きます。じいちゃんにそんな話を聞いていたので、これがそうかと目を凝らして落石の場所を確認してみますが、目視はできませんでした。
かなりの間 聞こえていたので、上から下までずいぶん落ちたような感じでした。

どうか、だれも怪我をしていませんように・・・

今日アタックする山も落石には細心の注意をはらわなくてはいけません。
落石にあたるのも、落石を起こすのも・・・命に関わるとても怖いことです

5時を過ぎたあたりから、ヒュッテのテラスにはわんさと人が集まっていました。テン場でもみんなカメラをかまえています。
それは・・・
涸沢では運が良ければ朝日が山肌をピンクに染める「モルゲンロート」という現象が見られるからです。

この日は昨夜の雨でガスが多く思い描いていたモルゲンロートを見ることはできませんでしたが、雲の切れ間から差し込んだ太陽の光がスポットライトのように山肌を照らしました。

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とてもキレイですね!一晩で紅葉も心なしか進んだような気もします。
今後、お天気は回復していく気配です!

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腹ごしらえをしたら、アタックザックに雨具や防寒、ヘッデン、行動食とお水、救急セットを詰め込んで!
ヘルメット装着!

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7:20 北穂高岳へアタック開始です!!!
標高2300メートルからコースタイム3時間20分で800メートル登り、山頂をめざします

当たり前ですがずっと急登。そしてすぐに息が上がります。ほんとにすぐに。
標高が高いということはこういう事・・・はぁはぁ・・・

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途中ガスったり晴れたり視界が不安定ですが、○印を確認しながらコースを外れないように。。。

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登り始めて1時間半ほどで、岩ゴロゴロゾーンへ
こんな岩が落ちてきたらひとたまりもありません 浮き石に注意しながら、手足を使って登っていきます。

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岩ゴロゴロゾーンを過ぎると、9:10ルートの核心部である長いクサリ場登場です!
ホールドも足場もたくさんありますが、落ちれば怪我ではすみません

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念のために末っ子くんとパパさんを繋ぐクライミングロープやカラビナを持ってきていましたが、
「大丈夫登れる」というのでその言葉を信じ、パパさんのすぐ上を登らせます。
慎重に、慎重に。

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続けてハシゴも慎重に。登りきるとそこは・・・

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テントから見上げていた急こう配の山肌が目線の高さに

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ヒュッテがあんなに小さく見えるほど上がってきたのです!

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足元に咲いていたイワツメクサ

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ほっとするのもつかの間。息も絶え絶えですがクサリ場です。
実はこの辺りであたしに迷いが出てきました。
そろそろコースタイムの3時間20分ですが、山頂手前にあるはずの分岐にすら到達していなかったからです。

数歩歩くだけで心拍はすぐに上がるので、高度順応に対する不安も大きかったです。
登ったからには下りもあるわけで、こんなんで下る力を残していると言えるかしら。。。

遅れる私を心配する二人の「大丈夫ー?」の声に、もはや言葉なくうなずくことしかできません
不安な分、歩みもさらに遅くなります。
「ここで引き返す・・・」何度かそんな言葉を飲み込んだころ、

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登頂開始から3時間45分、分岐点に到着しました!
200メートル・・・えっと200メートルってどれくらい?。。。思考回路もうまく機能していません。。。
えーっと、えーっと・・・ここから南峰直下をトラバースするんだ。そうすれば山頂は目前のはず!!

とたんに元気が出てきました!!

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少しくだり、高度感のある岩場を横切ります。

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末っ子くん的にはここが一番怖かったと。
そして、一登り。そこからほんっとに一登りで・・・

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3106メートル 北穂高岳、ついに登頂です!!!
やったーーーーー!!!
11:15 約4時間かかってコースタイムを35分オーバーしていますが、登りきりました!!
途中、もうあきらめようかと何度も思った分、心が震えるような感動が突き上げてきます。


山頂は案外と広く、足場を心配することなく景色を楽しめます。

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正面3090m前穂高から右へ吊り尾根。右側のガスったあたりが3190m奥穂高岳。

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通過してきた南峰。こんな景色の中では人はアリンコのような存在 あたし達もアリンコのように登ってきました

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涸沢とは反対側をぞき込むと険しい絶壁の滝谷。

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そして・・・ 信州 山のグレーディングでもっとも技術的難易度の高い、北穂から槍ヶ岳へ続く縦走ルート「大キレット」

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ぐるっと一周してヒュッテとテン場があんなに小さい!

写真、写真、携帯で写メ・・・あれれ?山頂、電波がMAXです!
・・・ということで、3106メートルからお家に電話~

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ソラとおねいちゃんずはいつもの休日を過ごしているようです。ソラくーん、明日帰るからね!!

子どものようにひとしきり山頂で興奮を爆発させたら、ぶぅ~~~んという発電機の音が耳に入ってきました。
お!山小屋が近いっすね?!

山頂から大キレット側へちょっと下ったところ、でもほとんど山頂のような位置に日本一高い山小屋「北穂高小屋」があります

お待ちかねの絶景テラスでのランチですよ♪

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末っ子くんとパパさんは醤油ラーメンとカレーライス。

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あたしはココに来たらこれ!っと心に決めていたミートスパ
もうおいしかったちゅーもんじゃないですよ!マジで!!
で、ブログを書きながら気づいたのですが、お皿に刻印された北ホのマーク。。。

あり?見たことあるぞ?
!!
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さっき登ってる途中で見つけた高山植物イワツメクサではありませんか!北ホはもうちょっとだよーがんばれーって言ってくれてたんだっ
うれしい発見デシタ


おらりん

KARASAWA記事、ひっぱりまくりでスミマセン(~_~;) 次回最終の予定でーす!
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2 Comments

めいママ  

No title

素晴らしい~!! 
私には ぜったいに見ることができない 景色を
見せて頂きました♪ ありがとうございます!!  
本格的登山をされながら、 ちゃんと
ブログの写真も撮られるなんて! 
おらりんさん スゴイです^^ 

それにしても、 末っ子くん 
頼もしいですネ!

2017/10/04 (Wed) 14:40 | REPLY |   

おらりん  

Re: めいママ様へ

めいママ、おんや~もしかしてあたしが遅れてゆくのは写真撮ってるせい?!
って今気づいたーーー!( ´∀` )
自然の美しさって、夜明けとに日没によりいっそう輝くでしょう?!
お外で過ごすとその素晴らしさを目の当たりにして心打たれるんですよねー(*'ω'*)
めいまいちゃんの車でのおさんぽも、きっとそんな時間を楽しめるおさんぽなんだろうなって、いつも思うんです(^^)v

2017/10/04 (Wed) 23:26 | REPLY |   

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